

戦災冷めやらぬ昭和二十一年二月
節分の朝、市川駅北口ロータリーの
片隅にて、一軒の小さな屋台から始
まりました。晴れてはいましたが風
の強い寒い朝だったそうです。
「復興のために自分たちができるこ
とは、鰻を召し上がっていただき笑
顔になっていただくこと」それが初
代の思いでした。
それから八十余年、市川市内の方
はもとより、県内外の方々に支え育
てていただきました。
時代が変われども「鰻を通して笑
顔になっていただくこと」は現代も
これからも変わりません。
支え創っていただいたご恩を裏切
らず、これからいらしていただける
方々のご期待に添えるよう、これか
らも誠心誠意、追求して参ります。
鰻 尾張屋 四代目店主